構図を考えるためには画面の隅々までを意識する必要があります。しかし、モチーフだけを見る癖がついていると、なかなか画面の端まで意識が行き届きません。
そこで地と図の見方を使って、画面の隅々まで意識する練習をします。実際に、構図を考えるときはモチーフの周りのスペースをどう扱うかを考えるので、地と図の「地」の見方で構図を見るのはとても有効です。
ここでは「図」はモチーフのこと、「地」は図の背景のことと考えて下さい。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
目的
画面全体を見渡す見方を身につけ、構図に対する意識を高める
準備するもの
- 植物の写真
モチーフと背景がはっきり別れていて、写真いっぱいに植物の葉などが広がっていると練習しやすい - HBの鉛筆
- 定規(枠を引く場合)
- 消しゴム
- スケッチブック、またはコピー用紙
手順
- モチーフ写真と、同じサイズの紙を横に並べる
サイズを合わせるのが難しい場合は、写真の中と紙の中に同じサイズの枠を任意で作る - 地と図の見方で、主に「地」の輪郭を描いていく
- 輪郭が描けたら「地」に均一に色をつける
以下の動画も手順の参考にしてください。